絵本読み聞かせの効果・コミュニケーションが深まる読み聞かせとは?
絵本の読み聞かせは、親子の読み聞かせと
クラスやサークルなどの集団の読み聞かせがありますが
共通して大切なことは、読み聞かせの前後の会話なのです
読み聞かせ講座では、必ずお伝えしていますが
少し意外に感じられるかもしれません
絵本の本文を、どのように読むのか
選び方は、どのように判断すれば良いのかは
もちろん大事ですが
子どもたちが、「聞く姿勢」になるのか
「聞きたくなる姿勢」になるのかは
絵本のタイトルを読む前と裏表紙を閉じてからの
コミュニケーションの深め方で変わります
それらは、読み聞かせの時間を
一緒に共有してくれる相手なんだと
認識してくれて、子どもたちの心に残る
「読み聞かせの時間」となるのです
読み聞かせを始める掛け声としては
いよいよお話を読む時に
その絵本のことにちなんだ会話を、少しだけしましょう
例えば、運動会前に、動物たちの運動会の絵本を読む場合
「もうすぐ運動会だね。練習はどうかな?
今日はね、動物たちの運動会の絵本を読みたいと思います。
さあ、どんな運動会かな~?」
などのように、一言二言、言葉を交わすだけで
子どもたちの日常生活を共有しながら
絵本のお話を楽しむことができるのです
それこそが、「また読んで欲しくなる読み聞かせ」なのです
後半では、例として、読み始める前からの一連の行動を
説明させていただきたいと思います
~コミュケーションを深める読み聞かせ~
(保育・読み聞かせボランティアの場合)
①教室の戸を開けて入ります
「お早うございます。失礼します」
※急いで片付けや、準備をしている子どもへ声を掛けます※
「間に合うかな~?慌てなくていいからね。大丈夫だよ」など
状況に合わせて、声掛けをします
みんなで、絵本を楽しむ時間として、一体感を大切にします
②始まりの挨拶をします
挨拶をする前から、椅子に座るまでの間に
ぐるっとみんなと目を合わせます
③椅子に座って、バックから絵本を取り出しながら
一言二言、言葉を交わします
「さあ、今日は、どんな絵本かな~?」
わくわく楽しみが膨らむように、言葉を掛けましょう
実際にあったエピソードです⇩
「今日は、暑いよね~。みんな、汗びっしょりだけど大丈夫?」
「今すぐプールに入りたいよね~(汗)今日は、プールの時間はある?」
子どもたちと、時間割の黒板を見て
「今日は、ないのか~。風邪ひかないように、汗をしっかり拭いてね」
「それでは、今日は、〇〇の絵本を読むね」
などのように、内容は様々ですが、共感を大切にしています
④絵本を読み終えてからの言葉掛けです
終わりの挨拶を終えたら
「次は、来週〇曜日に来るね。またね」
「今日一日、たくさん授業があるけど、頑張ってね」など
声を掛けることで、読み聞かせの時間だけでなく
その日一日を、一緒に共有したことを感じられるのです
なかなか、最初は慣れないかもしれませんが
鉄板のお天気について会話をするだけでも
ぐっとコミュケーションが深まります
親子の読み聞かせの場合は、教室に入る部分を
絵本を選ぶ場面に置き換えてみて下さい
またの機会に、詳しく説明したいと思います
「一緒に楽しみたい」という気持ちは
ちゃんと子どもたちに伝わるので
緊張するかと思いますが、思いっきり子どもたちと
読み聞かせの時間を楽しんで頂けたらと思います
「ちょっと出来そうかも?」と思われた部分から
ぜひ参考にしてみて下さいませ
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