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南の丘学園 読み聞かせボランティアの皆様への研修会・袋井南小学校 図書室にて

5/7(火)南の丘学園 読み聞かせボランティアの皆様への
研修会の講師を務めさせていただきました

袋井南小学校の図書室が、研修会の会場になるのですが
玄関のご案内に、本のイラストも描いて下さっていて
お心遣いに感激いたしました

今回、1時間という限られた時間ですが
読み聞かせ全般の内容を直ぐ実践できるように
下記の内容で、研修会を行わせていただきました

通常は、複数回でお伝えする内容なので
盛りだくさんの内容になりましたが
皆様のご協力のお陰で、全てお伝えすることができました

まず最初に、自己紹介をさせていただいたのですが
なぜ我が子への読み聞かせから、協会を設立して
選定図書に選定されたメソッド本を出版してでも
読み聞かせの普及に取り組んでいるのかをお話しました

その理由ですが・・・、
絵本は、子どもの生きる力を育む力があるからです

さらに、読み聞かせの相互作用によって
心の絆を深めてくれます

そして、心の絆を深めるためには
声のぬくもりが大切なのです

私は、絵本作家ですが、絵本専門の朗読家なので
「声のぬくもりが伝わる読み方」を、とても大切にしています

それは、高校生以上の子どもたちは
全員読んでくれたことを覚えているからです

 

絵本のタイトルや内容は、ほぼ覚えていなくても
唯一共通した答えが、「読んでくれた」ことなのです

中には、70代の方が、担任の先生が
読み聞かせをしてくれた当時の事を
今でも覚えていらっしゃったんですよ

このように、心に記憶される読み聞かせは
絵本を読む時間の10分だけでなく
「人生の時間」なのです

なので、今回の研修会では
子どもたちの心を豊かに育み、心の絆を深めるために
どのような読み聞かせ方法があるのか

絵本の持ち方を含めて、読み聞かせボランティアの皆様と
一緒に取り組みながら進めていきました

ご参加できなかった方へ、一部補足説明させて下さいませ

①集団での読み聞かせで大切にしたいこと

読み聞かせをしていると
「きっと、こうなるんだよ〜」と
次の場面を予測して言う場面があると思います

 

その際、その児童に対して、読み手である私達が
困っていたり迷惑に思っていることが伝わったり
行動を制する言葉の掛け方をした場合

 

周囲の子どもたちが、〇〇さんは、迷惑を掛けている
それは、この時のやり取りだけでなく
他の場面でも、相手を困らせてしまう
イメージがついてしまいかねないので

次のような対応が良いでしょう

 

「さあ、そうなるかな〜?みんなは、どう思う?同じかな?」
「じゃあ、続きを読むね」というように

 

 

受け止めながら、共感、共有に繋げていくと
「私は、思っていても言えなかったけれど、
〇〇さんは、ちゃんと伝えられて凄いな」と
肯定的に思い、みんなでより楽しめますよね

 

全く同じ行動であっても、対応の仕方で
肯定的なのか否定的になるのか変わってしまうので
配慮を心掛けていきましょう

 

⑨声質に合った読み聞かせ

 

ご質問で、「元気がある声なので、冒険のお話が合うと思うのですが
昔話は読みたくても、控えた方が良いでしょうか?」との事でしたので

 

お声を聞いて、昔話でも「さんまいのおふだ」のように
ハラハラドキドキする内容でしたら、昔話もぜひお読み頂きたいです

 

無料の個別相談で、行っている【声質に合う絵本の診断】では
さらに細かく診断しますが、少しでも参考になれたら幸いです

〜ご感想〜

・先生が、とっても楽しそうだったので
自分も楽しんで読み聞かせをしたいと思いました

・子ども達に楽しい本をと思っていたけれど
自分がいろんな本に出合ってみたいです

・あまり深く考えずやっていたが、心を込めてやっていきたい

・低学年だからと思って、簡単な本を選んでいたのですが
選び方を変えてやっていきたいです

・「読み込みすぎないようにすると良い」という事に安心しました

・実演があって分かりやすかったです

「先生の声が、とっても素敵で、ずっと聞いていたいぐらいです」
とのご感想も照れてしまいますが嬉しいです

その他、ご質問・ご感想を有難うございます

研修会では、熱心に読み聞かせボランティア活動に
取り組まれている姿勢に感銘を受けました

貴重な機会に、講師を務めさせていただき、大変光栄です
ご依頼下さり、本当に有難うございます

さらに、片付けの時に
「サインをお願いしても良いですか?」と
色紙を差し出されたので、大変恐縮しましたが
心を込めて書かせて頂きました

子ども達が、サイン色紙を見てくれた時
30年近く落選続きでも、次の一回に挑戦したことで
夢を叶えられた事が伝わると嬉しい限りです

最後に、読み聞かせボランティアの皆様の活動は
子どもたちの心が豊かに成長していくことに
大変貢献されているので、活動を応援しております

地域の大人とふれあう機会が少なっていく現状において
絵本の読み聞かせを通して、心が通いあい絆を深められる
読み聞かせボランティア活動に、ぜひ参加される仲間が
増えていく事を願ばかりです

私も、子どもが卒業した学校で所属していて
今年度ようやく再開されるようなので、とても楽しみです

そして、お買い求め下さった読み聞かせメソッド本や
初受賞の絵本『大みそかに、じかんがじゃんけん大会?』は
読み聞かせボランティアの子どもたちのお陰で実現しました

「やっぱり、自分の絵本で読み聞かせをしたい」という思いで
挑戦し続けれられたのも、読み聞かせボランティアでの子どもたちが
いつも読み聞かせを楽しみにしてくれたからです

子どもたちに「まだ出合っていないお話を届けたい」との想いが
原動力となり、30年かかって初受賞できました

全国学校図書館協議会選定図書に選定された
1秒で子どもたちの反応が変わる!!
また読んで欲しくなる読み聞かせ』は

読み聞かせでの、子どもたちとのふれあいから
オリジナルメソッドが生み出されたんですよ

Instagramでは、読み聞かせメソッドを
投稿していますので、お役立て頂けると幸いです

Instagram(メソッドを投稿しています) → こちら

かなり長文になってしまいましたが
講師を務めさせていただき、本当に有難うございました
今後とも宜しくお願い申し上げます

ご質問など、いつでもご遠慮なくお問い合わせ下さいませ

・講座メニュー&ご質問の方法 → こちら

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