【読み聞かせのお悩み相談①】ゲームに夢中になるように、絵本に興味を持って欲しい
今日は、小学生のお子さんの子育てをされているお母さんから
【読み聞かせのお悩み相談】がありましたので
下記に解決策を書かせていただきたいと思います
それぞれのご家庭にも、共通している部分が
あるのではないかと思いますので
少しでも参考になれたら幸いです
お悩み相談:お母さんは、本を読むのが好きなので
読書している姿をお子さんが見ているそうですが
小さい時に比べると、絵本を読まなくなったそうです
小さい時は、読み聞かせをされたり
絵本をよく読んでいたそうです
しかし、小学4年生になると、もう絵本は
読む年齢ではないかと思って
小さい頃、習慣にしていた読み聞かせは
今は、あまりされていないとのことでした
~お悩みの内容~
・友達とはゲームで遊ぶことが多い(外で遊ぶ時もある)
・友達が家に来ると、まず「Wi-Fiに繋いで下さい」と言う
・ゲームは、ルールを決めているけれど、持たせること自体
お友達との兼ね合いで、やむを得ない
・算数の文章問題が苦手なので、絵本を読むようになれば
読解力を高められると思うけれど、自分からは
あまり読まなくなっている(小さい時は読んでいた)
・ゲームに集中する分を、絵本に夢中になって欲しい
・何年生まで、絵本の読み聞かせをしていいのか分からない
<解決方法>
解決のポイント「自ら興味を持つまで、少しずつ習慣にしていく」
お子さんは、小学4年生とのことですが
下にきょうだいがいるので、下のお子さんに
読み聞かせをするのを、一緒に聞いてもらう
スタンスで始められると良いと思います
その時も、急に読み聞かせをすると
強要されているように感じるといけないので
「今日、〇〇ちゃんのお母さんから
面白い絵本を教えてもらったから
ちょっと読むの聞いてくれる?」
みたいに、「読むから聞いてね」の
スタンスではなく、最初は読み聞かせの練習を
お子さんに聞いてもらう感じで、始めてみましょう
次に、絵本の選び方が、とっても大事です
絵本を大好きになって欲しいと思う時
伝えたいメッセージが込められている絵本や
少し長めのお話の絵本を選びたくなるかもしれません
でも、最初は3分ぐらいで、読み終わる絵本がお薦めです
しかも、ユーモアたっぷりの絵本から
読み聞かせを始められると、お子さんが
「絵本って、わくわくするね♪もっと読んで」
「どうなっちゃうのかな~???」と
お話の世界に、夢中になるのではないでしょうか?
実際に、パッと思いついて、ご紹介させていただいた
絵本を2冊ご紹介させて下さいね
<おすすめの絵本>
1冊目:ぼちぼちいこか 偕成社
読み聞かせボランティアで、読み聞かせをすると
どの学年でも大受けなんですよ
関西弁で、面白いんですよ♪
2冊目:ぎょうざがいなくなりさがしています
玉田美智子(著) 講談社
浜松市は、浜松餃子が有名なので
「もし、テーブルに並んだぎょうざがいなくなったら?」
なんて、ハラハラどきどきしちゃいます
その他、例えばキャラクターの絵本だったり
お子さんが、もし「読んで」と持ってきた絵本は
ぜひ読み聞かせをしてあげて欲しいです
読み聞かせで大切なのは、「正しさ」ではなく
「楽しさ」だと思うのです
そして、誤解を恐れずに伝えさせて頂くならば
「読み聞かせ」をすれば、全てが解決する訳ではないと
思っています
確かに、絵本の力や、読み聞かせには
子どもの心を豊かに成長していく力があります
それでも、絵本の選び方一つで
さらに絵本を遠ざけてしまいかねないのです
主な事例をまとめてみますね
・集中力をつけるために、長いお話の絵本を選ぶ
・道徳的なことを身に付けられる絵本を選ぶ
はたまた、せっかくお子さんが持ってきた絵本を
「この絵本は、小さい子が読む絵本だから
他の絵本を持ってきておいで」と、言ってしまう
以上のような対応をされると
「読みたい絵本は、読んでもらえないんだ」など
せっかく、絵本に手が伸びた手は
二度と絵本を手にしないかもしれません・・・。
読み聞かせでは、お話の届け方がポイントです
ひらがなが書いてある文を読むのが読み聞かせではなく
作者が描かれたお話を届ける役割が、読み聞かせなのです
その届け方を、一緒に運ぶのか、置き配のように
届けるだけで終わってしまうのか
親子の信頼関係にまで及ぼしかねないのです
ここまで、説明させていただくと
「余計に選べなくなっていまいます・・・」と
思われるかもしれませんが
「今読みたい絵本を、今一緒に読む楽しさ」を
ポイントにしていただければ大丈夫ですよ。
絵本の読み聞かせが、心のスキンシップになれたら幸いです
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